7月19日にファイザーさんにより「ロービジョンケア~患者のQOVの診かた~」の勉強会がありました。
ビジョンケアには2つあり、[デジタルビジョンケア]、〈ロービジョンエイド〉があります。
[デジタルビジョンケア]は
患者のニーズ、困難さの評価と患者の視機能において端末の使い方やアプリを紹介する。
タッチパネル式の端末(ipadなど)
目標のアイコンを触るだけで操作できるという利点があります。
アプリをダウンロードすれば、記事の内容を音声化できたり、文字の色、配列を変えたりすることが出来ます。
〈ロービジョンエイド〉は
視機能にあった補助具を紹介する。
光学的のもの(ルーペ)、補助具(拡大読書器)などがあります。
患者さんはどのようなことで困っているのか
弱視患者
・文字が読めるが、対象物を探すことが難しい
→文字サイズ、色の反転、文章校正の変更のより読みやすくなった。
・化粧が出来ない
→ipadのインカメラで写しながら大きさを調整し、化粧できるようになった。
・爪が切れない
→ipad台とエフェクトカメラというアプリを用いて爪が切れるようになった。
・趣味(ビーズ)が出来ない
→ipad台とエフェクトカメラというアプリを用いて爪が切れるようになった。
全盲
・外国の紙幣の区別が出来ない
→紙幣を読み取り音声で金額を教えてくれるアプリを用いて金額がわかるようになった。
上にあげた事例はすべてデジタルビジョンで解決しました。
読み書き障害、視覚障害、肢体不自由のかたが認定された教科書をみることができるアプリがあります。『Access Reading』
➪ https://accessreading.org/index.html
患者さんのQOVを向上するには
・視力低下の防止→意欲低下の防止
・情報障害のよる失望の回避
・患者さんの学ぶ姿勢
・患者さんのニーズに無関心にならない事
患者さんが感じている困難さと私たちが考えている困難さには違いがあると
この勉強会で学ぶことが出来ました。
視能訓練士 F