6月16日(土曜日)淡路島観光ホテルにおいて眼科-内科連携の会が行なわれました。
毎年、この時期に定期的に行なっており、今回で3回目の開催になりました。
糖尿病では、網膜症・神経症・腎症が3大合併症となりますが、
網膜症に関しては、眼科医の立場から、私が診断や治療法に関して、症例や手術ビデオを交えて発表しました。
また神経症・腎症やその他の合併症に対する内科的な治療戦略に関しては、
神戸大学医学部糖尿病内科 芳野先生より詳しく発表して頂きました。
座長は県立淡路医療センターの林副院長にお願いしました。
糖尿病の合併症は全身に及びます。
糖尿病網膜症は、残念ながら本邦における中途失明の原因疾患の第2位になっています。
内科治療だけでは、失明を免れる事はできませんし、
もちろん眼科の治療だけでは網膜症の進行を抑えることはできません。
眼科と内科がしっかりと連携し治療を行なう事で、QOV(クオリティーオブビジョン:視覚の質)を保つことが、当院の重要な役割だと考えています。
これからもより良い地域医療に貢献できるように、他の医療機関や施設と連携を密にし、専門知識の習得や技術の向上に努め、地域全体の医療水準の向上に寄与したいと考えています。
院長