兵庫・淡路島で唯一入院施設を持ち最新設備による眼科治療・手術のできる病院 溝上眼科のブログです。

眼科で用いる漢方薬について

11月30日 漢方薬について勉強しました。

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漢方薬には錠剤23種類と細粒剤53種類があり、顆粒でなく細粒にすることで

飲みやすく,入れ歯などでつまりにくい工夫がされています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

また、「漢方薬上手な飲み方ハンドブック」では苦味を感じにくくするヒントが掲載されており

漢方薬独特の苦みが苦手な患者様にもおすすめ出来そうだと思いました。

細粒剤はスティック状包装で見分け方は

1日2回(KB)内服:包装表示が2色に分かれている

1日3回(EK)内服:包装に3本斜線が入っています

漢方薬といえば風邪薬のイメージがありましたが

今回の勉強会では、アレルギー性結膜炎やドライアイ

糖尿病網膜症に効果がある漢方薬も学びました。

小青竜湯:アレルギー性結膜炎に効果あり、花粉症患者に対し全般改善度44.6%

アレルギー性結膜炎に対し掻痒感改善度33%

人参養栄湯:ドライアイに効果あり、シェーグレン症候群、スティーブン・ジョンソン症候群を

除く原因不明のドライアイに使用  ★シェーグレン症候群にも効果あり

私自身も花粉症、アレルギー性結膜炎を持っているため漢方薬を試してみたいです。

 

看護師S