兵庫・淡路島で唯一入院施設を持ち最新設備による眼科治療・手術のできる病院 溝上眼科のブログです。

院内勉強会【糖尿病のトピックス】

平成29年3月15日(水)
院内において
【糖尿病のトピックス】という演題で勉強会を開催致しました。

29.03.15勉強会

淡路島は美味しい食べ物が多いうえに
田舎特有の車社会で
日常的に運動不足に陥りやすく
糖尿病になるリスクが高くなりがちです.

糖尿病は初期症状がほとんどないため
当院に来院される患者様のなかにも
かなり症状が悪化してから初めて眼科に来られる方を
しばしば見受けます。

血糖値のコントロールや
食事の摂り方の注意事項など
今回の勉強会で得た知識を生かし
糖尿病の治療で頑張っておられる患者さまの気持ちに寄り添って
一緒に視機能を保つお手伝いが出来ればと思いました。

最後に雑記になりますが
勉強会での内容を記載させていただきます

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糖毒性
糖毒性とは、血糖値が高いこと自体がインスリンの分泌を低下させたり
インスリンの働きが悪くなるインスリン抵抗性を起こすことを指し
高血糖をそのままにしておくと更に糖尿病が悪化していく
運動療法はカロリー消費だけでなく
このインスリン抵抗性を改善する効果もある

厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計によると
糖尿病人口は予備軍を含め2050万人

糖が尿に出なくても糖尿病のことがあり
血糖値が高くなって初めて糖尿病と診断される
初期は自覚症状がほぼないので
早期発見のために健診を定期的に受けるなど注意が必要

糖尿病の種類
DMの種類

Ⅰ.1型 インスリンを作るところが元々壊れている
Ⅱ.2型 インスリンが出にくい、効きにくい
Ⅲ.遺伝・疾患要因
Ⅳ.妊娠による誘発

治療法
インスリンが出にくい→薬で補える
インスリンが効きにくい→感受性の低下→運動+薬で補える
薬の種類も今は多岐に渡り
低血糖がおこりにくい薬や
血液中の糖をおしっことして出す薬(腎臓での再吸収を阻害する)が
使われるようになった

糖尿病の3大合併症
糖尿病網膜症、腎症、末梢神経障害
また感染症がおこりやすくなる(虫歯、歯周病、術後の感染症など)

糖尿病発症後5年で神経障害
7年で網膜症
10年で腎症
20から30年で末期感染症を発症するといわれており
脳梗塞や心筋梗塞にも注意が必要

HbA1C
血液中に流れるヘモグロビンにブドウ糖がくっついたもの
1~2か月が寿命
血中の糖が多いとHbA1Cが増える
目標として
正常値  6.0
合併症予防 7.0
治療強化が困難な際の目標 8.0
HbA1Cを1%下げると血管障害リスクを37%下げることができる
体温に置き換えてイメージしてみるとわかりやすい
(体温プラス30)
7.5→37.5→薬が必要
9.2→39.2→注射が必要
HbA1C6.9以下に下げておくと
進行がゆるやかになる
7.0を超えると合併症が増えてくる
(熊本スタディーより)
熊本宣言2013

1日の血糖値の変動は少ない方がいい

食事の順番で血糖値の上昇の仕方が変わる
サラダ→ごはん→上がりにくい
ごはん→サラダ→上がりやすい
たくさん噛んだほうがいい
1回食べたら箸をおいてみるとよい

食後高血糖
食後  140未満⇒200を超えると糖尿病
空腹時は100を超えないように
脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高くなるのは
空腹時高血糖より食後高血糖
治療中は特に食後高血糖に気を付ける
食後2時間の血糖値の高さは
総死亡率と強い関連性がある

高齢者糖尿病患者のコントロール目標
・認知機能が正常かどうか
・ADLが低下していないかどうか
気を付けておく
認知レベルが低い人にあまり厳格なコントロールを強いると
低血糖を起こす可能性があるので
あまり厳格にコントロールしない

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