2019年8月28日(水)千寿製薬による『抗生剤点眼液について』の勉強会がありました。
今秋、千寿製薬より「アジマイシン®点眼液1%」が販売されることになりました。
「アジマイシン®点眼液1%」の特性として、日本の抗菌点眼薬のほとんどがニューキノロン系であるが、この点眼薬は日本で唯一のマクロライド系抗菌点眼薬であるということ。
更には、添加剤としてポリカルボフィルが配合された製剤であり、ウサギでは結膜、角膜、眼瞼への移行性および滞留性が良好であることが認められたとのことです。
その為、点眼液の特徴として製剤症状は、微白色で濁りのある粘性の無菌水性点眼剤となっており、点眼時に眼刺激や眼そう痒症が起こることがあるとのことです。
適応症として、結膜炎、眼瞼炎、麦粒腫(めばちこ・ものもらい)、涙嚢炎となっています。
眼感染症をはじめとした患者様に対し、抗菌点眼薬の選択肢を充実させることで眼感染症治療の充実化に繋がって欲しいと感じました。