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疾患のはなし

緑内障について

疾患の説明

緑内障とは?

写真:進行した緑内障の患者さんが見た風景

これは進行した緑内障の患者さんが見た風景です。
見える範囲(視野)がかなり狭くなって、まるで小さな節穴からのぞいているようです。こうなると視力検査では正常なのに、1人では人にぶつかって歩けない、階段が降りられない、タバコに火がつけられないなど、日常生活がかなり不自由になります。緑内障は症状に気づかずに病気が進行している場合も多く、最近の調査では、40歳以上の約3.5%、30人に1人は緑内障だったということです。

緑内障って、どんな病気?

「房水」のスムースな流れが妨げられることが主な原因です。
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眼の透明な組織は、「房水」から栄養をもらっています。
房水は眼内の毛様体突起でつくられて、眼球の前半部をめぐり、排出管から血液中に吸収されます。排出管がつまり、房水がスムースに流れなくなると、眼内に房水がたまり、眼球内の圧力(眼圧)が高くなります。
その結果、視神経が圧迫されて、障害をうけます。そのために、視野がしだいに狭くなってゆくのが緑内障です。
なかには、眼圧が正常範囲内でも視神経の血液循環の低下その他で視野の異常がみられる緑内障もあり、最近はこのタイプの患者さんがたくさんいることがあきらかになりました。

慢性緑内障はほとんど自覚症状がありません。
図:視野を守るために早期発見、早期治療を!

眼の痛み、頭痛や吐き気がするなど、急激に症状があらわれる急性緑内障と、徐々に病気が進行する慢性緑内障があります。慢性のタイプでは自覚症状はほとんどないため、見過ごされやすく、手遅れになる場合が少なくありません。

視野を守るために早期発見、早期治療を!

緑内障により失われた視野は、残念ながら薬や手術によっても回復することができません。
いかに早くみつけて進行を防ぐかが、緑内障治療の重要なポイントです。




検査について

まず点眼薬や内服薬による治療がおこなわれます。

緑内障ははじめに点眼薬や内服薬により、房水の産生と排出をコントロールする治療がおこなわれます。治療中は眼圧測定や視野検査などをおこなって、薬がちゃんと効いているかどうかをチェックします。

緑内障の検査
日常の検査 眼圧測定、眼底検査
定期検査 視野検査
特殊検査 隅角検査

治療について

薬で緑内障の進行を阻止できない場合に手術します。

図:緑内障の手術

薬がよく効かないときや急性緑内障で緊急に眼圧を下げなければいけない場合に、レーザー治療や手術によって房水を流れやすくする治療をします。これは失明からまぬがれる唯一の方法となります。

医師とのパートナーシップを大切に。

図:医師とのパートナーシップを大切に。

緑内障は診断を受けてからは、一生を通じて治療が必要です。あなたの大切な視力を守るためには、医師を信頼して、積極的に検査や治療を受けましょう。