兵庫・淡路島で唯一入院施設を持ち最新設備による眼科治療・手術のできる病院 溝上眼科のブログです。

ドライアイとムコスタ点眼液UD2%について

5月27日(水)に院内において大塚製薬による
「ドライアイと治療薬ムコスタ点眼液UD2%」について勉強会が行われました。

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皆さんは、このような症状を感じられたことはございませんか!
もしかしたらドライアイかもしれません。
ドライアイ
ドライアイの原因は様々です。
ドライアイ
最近の研究でドライアイは、涙が減るだけでなく粘膜の異常が悪循環を引き起こす
病気であることがわかってきました。

目の表面の涙液層は3層構造で、油層は、涙の蒸発を防ぎ、液層(水層)は、栄養成分や感染防止成分や細胞修復成分が含まれており、ムチン層(粘膜層)は、目の表面の涙の膜を均一に滑らかにさせる働きがあります。
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ムチン層には膜型ムチン(涙を角膜によせつける)と分泌型ムチン(涙の安定化をはかる)があり、ドライアイになると涙液もムチンも減少し、キズができて表面がデコボコになります。
ムコスタ点眼液UD2%は、ムチンの分泌/再生促進作用に加えて粘膜を修復・保護作用(細胞自体を増やす)のある治療薬です。
1日4回で、約2週間で効果が出てきます。点眼直後~数時間後で苦味が感じられ、白色の懸濁液のため一時的に目がかすみますので他の点眼液の最後に点すことをお勧めします。
また、防腐剤が入っていませんので、CL上からも点眼可能です。継続して点眼することが必要です。
詳しくは医師に相談して下さい。
今回の勉強会では、目の表面がドライアイによって変化していく様子を動画を見ながら行いました。実際にキズが入って痛みを感じられる方もたくさんいらっしゃいますので、点眼薬をしっかり点していただけるようにアドバイスしていきたいと思います。
視能訓練士 K